忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―

42.私には

 朝になっても。

 丈からの返事はなかった。

 亜美は目を覚ますと、枕元のスマートフォンを手に取った。

 丈との画面を開く。

『先生

少しだけでいいので

話せませんか』

「…………」

 既読。

 それだけ。

 丈は、もう会わないと言った。

 自分も。

 もう相談しないと決めた。

 だから。

 返事がなくても仕方がない。

 画面を閉じる。

 けれど。

 数分後には、また開いていた。
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