忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
 文化祭の前の日。

 幸也に告白して。

 断られた。

 あの日も。

 丈がいた。

 何も考えられなくなって。

 ただ。

 苦しくて。

 丈のところへ行った。

 泣いても。

 何も言えなくても。

 丈はそばにいた。

「…………」

 あのときの。

 亜美の記憶に残っているのは。

 丈に抱きしめられたときの。

 安心だった。
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