忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
「先生」

「ん?」

「…………」

 呼んでみただけだった。

「何?」

「……何でもないです」

「そ」

 丈は前を向く。

 亜美も前を向いた。

 少しして。

 また横を見る。

 ちゃんといる。

 それを確かめるように。
< 375 / 426 >

この作品をシェア

pagetop