俺が必ずこの女を殺す

……なんだか嬉しくて、ついクスッ、と笑ってしまう。

なんだー。柚季かわいいー。

「じゃあ私も付ける!」

弾むように柚季に飛び付いて、さっきされたのと同じことをしてやろうと勢いよく柚季の首筋に唇を引っ付けた。

「えっ!?あっ、おい……っ」

ん?でもこれ……どうやったらちゃんと付けられるんだろ……。

「~~~~~~~~~っ」

とりあえずチュー、と思いっきり吸ってみる。

「…っ、みお…っ、ちょ…っ、やめ………っ」

しばらく吸ったので唇を離して、ついてるかなーって確認してみる。

「あれっ?全然ついてない!」

びっくりして、びっくりする。

なんでー…。

首を傾げて油断しているとそのままベッドに押し倒された。

「ヘタクソ。……こうやるの」

「~~~~っ」

「ひゃぁっ……ぁ、…」

再び首筋を吸われ、また全身がふにゃふにゃになってくような感覚に陥る。

柚季になんかすると倍返しで返ってくるー…



今日もまた1つ。


私は柚季のものになっていった​─────。
< 229 / 230 >

この作品をシェア

pagetop