佐藤 しおりの幸せ探し〜揺れる恋
「内緒ですよ。セクシーな下着購入しました。バレンタインに大地さんを悩殺するんです。うふふ」
「へー、しおりも買ってたの?」
「私が選んであげましたよ。エロ可愛いんで、楽しみにしててください」
ほろ酔いの香織は、自分のことだけ話しておけばいいのに、零士の誘導により余計なことまでポロリと喋ってしまっていたのだ。
「エロ可愛いんだ…どんなの?」
「えー、見てのお楽しみなんですけど…どうしても知りたいなら、大地さんにセクシーランジェリーって聞いた方がわかりやすいですよ」
「…」
そこへ2人の距離の近さに、加賀が怪訝な表情で戻ってきた。
「大地さん、おかえりなさい」
両手を伸ばして、加賀をむかえる香織を可愛いと思う男は、彼女の腰を抱き上げるのだ。
「こら、酔っ払い。歩けるか?」
「はーい。歩けます」
そこへしおりも戻ってきて、香織の酔っ払ってる様子に苦笑する。
「気をつけてね」
「はーい。気をつけます」
加賀に腰を抱かれながら、ヨロヨロと歩いて行く様子を見届けて、零士としおりはマンションに向かって帰るのだ。
帰宅後、しおりが自分の部屋に帰っている間に、香織の言葉が引っかかり検索をかける。
「うわー、なんだよ。こんなのあるのか」