携帯伝和、彼との距離
プロローグ
関東の中でも、小さい町。
自然豊かなその町には、とある一貫校があった。
“国立シエル学園”
この名前を聞いて、知らないという人は少ない。
なぜなら…
「いやぁあああああ!見て、AZB48のゆかりんよっ!!」
私の腕を興奮気味に掴んでぶんぶん振り回す少女。
ツインテールがぴょこぴょこ揺れている。
「AZB?なにそれ。」
「んもう、知らないの⁈港区女子、それも麻布の中学校に通ってた同級生だけで作られたアイドルグループ!」
今を生きるJCなら知っとくべきでしょーーーーー!
そう彼女は付け足す。
自然豊かなその町には、とある一貫校があった。
“国立シエル学園”
この名前を聞いて、知らないという人は少ない。
なぜなら…
「いやぁあああああ!見て、AZB48のゆかりんよっ!!」
私の腕を興奮気味に掴んでぶんぶん振り回す少女。
ツインテールがぴょこぴょこ揺れている。
「AZB?なにそれ。」
「んもう、知らないの⁈港区女子、それも麻布の中学校に通ってた同級生だけで作られたアイドルグループ!」
今を生きるJCなら知っとくべきでしょーーーーー!
そう彼女は付け足す。