携帯電話、彼との距離
『えっとっ、みんな、そのっ、天鈴ちゃんは悪い子じゃないのっ…みんな、私たちをよろしくね?』


慌てて言いつくろう海を、鼻で笑って追い打ちをかける。
『ばっかじゃないの、海?そんなんで仲良くなれんなら、世の中からいじめはなくなってんの!』

おぉっとぉ。
凄い視線が体中に全方向から刺さりまくるねぇ。レーザービームみたい。

まぁもっとも、本当にこれがレーザービームだったら、私は今頃丸焼きだけど。

『えぇーーーー、まぁ、皆さん仲良くしてください…では、これでSHRは終わりです』

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