一番星になった君へ
第3章 未来
【亜留side】
明愛が入院してから一週間。
俺は、学校が終わったらすぐ病院に行くようにしている。
「来たよ明愛」
「お疲れ様」
笑顔で俺を迎えてくれる明愛に近くのコンビニでブドウゼリーの入った袋を渡す。
「いつもありがとう。」
そうやって柔らかく笑って窓の外を見る明愛。
最近、明愛は病室の窓から外を見ることが増えた。
「…どうした?」
一度俺のほうを見てはにかむ明愛。
「何でもないよ」
そうやって笑顔を作るけど、ここ最近明愛は、様子がおかしい。
だけど俺は深堀するのはよくないと思って気にしてないふりをする。
「ん―!このゼリーおいしい!」
パクパクとゼリーをおいしそうに食べる明愛を見てると、自然と笑みがこぼれる。
最後の一口を口いっぱい頬張って飲み込んだら俺のほうを向いて満面の笑みの明愛が口を開く。
「私、明日にはもう退院できるの!」
その言葉を聞いて一瞬頭の中が真っ白になった。
嬉しさはもちろんあったけど、不安も多い。
またあいつが来たら?また明愛が危ない目にあったら?
そんな不安がバンバン浮いてきて何も言えない。
明愛の退院を喜ばなきゃいけないはずなのに…。
「…亜留?」
「あ、ごめん。よかったね」
そんな軽い言葉だけを口にした。
しばらく無言が続いて、なぜか気まずくて明愛の目を見ることができず、下に目線を向ける。
「あんまり嬉しそうじゃないね…。」
震えの混じった声が聞こえて顔を上げると、明愛が目を真っ赤にさせていた。
「あ、ちが…」
「ううん、いいの。今日はもう帰って」
俺の言葉をさえぎって再び窓の外を見る。
「ごめん…」
そう一言いい残して病室を出た。
「亜留くん?」
病院の廊下を歩いてると前から潤羽が歩いてくる。
「どうしたの?」
俺の前で足を止めると優しい瞳で俺を見る潤羽。
潤羽の声を聴くと視界がぼやけた。
「俺…さ、明愛に…」
俺の震えの混じった言葉を聞いて潤羽は柔らかく笑う。
「亜留くん、落ち着いて?ちょっと話そうか?」
潤羽に連れられて病院の休憩所に移動する。
休憩所は広くてお年寄りや小さい子がパズルやトランプ、話をしていた。
端の席に腰をかけて潤羽と向かい合わせに座る。
「さてと、どうかした?」
ニコっと笑顔を浮かべる潤羽に俺はゆっくり口を開いてさっきの一部始終全部話した。
潤羽は顔色ひとつ変えずに全部頷きながら聞いてくれた。
「亜留くんの気持ちはよく分かる。私も心配だし、不安だけど、めいとまた学校で会えるとか考えたら嬉しくならない?」
再びニコっと笑って首を傾げる潤羽。
「確かに嬉しいけど、やっぱ俺は不安はなくならない」
明愛が入院してから一週間。
俺は、学校が終わったらすぐ病院に行くようにしている。
「来たよ明愛」
「お疲れ様」
笑顔で俺を迎えてくれる明愛に近くのコンビニでブドウゼリーの入った袋を渡す。
「いつもありがとう。」
そうやって柔らかく笑って窓の外を見る明愛。
最近、明愛は病室の窓から外を見ることが増えた。
「…どうした?」
一度俺のほうを見てはにかむ明愛。
「何でもないよ」
そうやって笑顔を作るけど、ここ最近明愛は、様子がおかしい。
だけど俺は深堀するのはよくないと思って気にしてないふりをする。
「ん―!このゼリーおいしい!」
パクパクとゼリーをおいしそうに食べる明愛を見てると、自然と笑みがこぼれる。
最後の一口を口いっぱい頬張って飲み込んだら俺のほうを向いて満面の笑みの明愛が口を開く。
「私、明日にはもう退院できるの!」
その言葉を聞いて一瞬頭の中が真っ白になった。
嬉しさはもちろんあったけど、不安も多い。
またあいつが来たら?また明愛が危ない目にあったら?
そんな不安がバンバン浮いてきて何も言えない。
明愛の退院を喜ばなきゃいけないはずなのに…。
「…亜留?」
「あ、ごめん。よかったね」
そんな軽い言葉だけを口にした。
しばらく無言が続いて、なぜか気まずくて明愛の目を見ることができず、下に目線を向ける。
「あんまり嬉しそうじゃないね…。」
震えの混じった声が聞こえて顔を上げると、明愛が目を真っ赤にさせていた。
「あ、ちが…」
「ううん、いいの。今日はもう帰って」
俺の言葉をさえぎって再び窓の外を見る。
「ごめん…」
そう一言いい残して病室を出た。
「亜留くん?」
病院の廊下を歩いてると前から潤羽が歩いてくる。
「どうしたの?」
俺の前で足を止めると優しい瞳で俺を見る潤羽。
潤羽の声を聴くと視界がぼやけた。
「俺…さ、明愛に…」
俺の震えの混じった言葉を聞いて潤羽は柔らかく笑う。
「亜留くん、落ち着いて?ちょっと話そうか?」
潤羽に連れられて病院の休憩所に移動する。
休憩所は広くてお年寄りや小さい子がパズルやトランプ、話をしていた。
端の席に腰をかけて潤羽と向かい合わせに座る。
「さてと、どうかした?」
ニコっと笑顔を浮かべる潤羽に俺はゆっくり口を開いてさっきの一部始終全部話した。
潤羽は顔色ひとつ変えずに全部頷きながら聞いてくれた。
「亜留くんの気持ちはよく分かる。私も心配だし、不安だけど、めいとまた学校で会えるとか考えたら嬉しくならない?」
再びニコっと笑って首を傾げる潤羽。
「確かに嬉しいけど、やっぱ俺は不安はなくならない」

