御曹司の俺には興味が無いだと?〜もう1人の俺を愛する秘書補佐
俺の子が華のお腹に・・・華・・・
今頃、俺が居ないところで、1人で泣いてるんじゃないのか・・・
急いでこっちを早く終わらせないと。

向かったのは、イギリスの名家で業務提携もしている、ハワード家。
「ようこそ空斗君。お父様から、うちのフレアを空斗君の妻として迎えると聞きた時は、ビックリしたよ。さぁ、入って」
ハワードさんは、凄く喜びながら出迎えてくれた。
俺がフレアと結婚することで、バックに國宮グループが付く。
ハワードさんにとって、それほど心強いものはないだろう。
あの人はそれを条件に、急遽フレアを俺に嫁がせるつもりだな。

「その事は、後でお話します。まずはフレアと、話をさせてください」
「えぇ、もちろんですとも!ルイス、空斗君をフレアの所にご案内して」
俺は執事、ルイスに案内されて、フレアの部屋に向かった
「久しぶりだね。フレア、話があるんだ」
「お久しぶりです、空斗さん。ルイス、席を外して」
「かしこまりました」
部屋に2人きりになり、俺は話を切り出した。

「フレア。俺の父が話を持ちかけた事、破棄して欲しいんだ。俺には、心から愛している人がいる」
< 42 / 65 >

この作品をシェア

pagetop