イケメン御曹司は恋に不慣れ
「お前は俺に惹かれてる? 違うか?」
「わ、わかりません。さっき、わからないと言ったじゃないですか」
「はじめて会った時から俺ばかりがお前のことを見ていた。でも、最近はお前と目が合うことが多くなった。違うか?」
「目が…?」
「そう、俺は気がつけばお前のことを目で追っていたからな。俺はいつもお前を見ていた。だから、お前も俺を見ると目が合うんだよ」
「いつもって…いつから?」
「さっき言ったぞ。はじめて会った時からだって」
「はじめて会った時は私の顔なんて見もしなかったじゃないですか」
「店でじゃないぞ。駅前でナンパされてたところを助けに行ったあの前からだ」
「お、覚えてたんですか?」
「ひまりもあの時のこと覚えてたんだな。だから、店で再会した最初の頃、俺のこと怖がっていたんだな。あの時は心にも無いことを言って不愉快な気持ちにさせて悪かった」
「あ、いえ…」