イケメン御曹司は恋に不慣れ
「じゃあ、近いうちにひまりのご両親に挨拶に行こうな」
「近いうち? 挨拶…って?」
「結婚、するぞ。だから、その挨拶に行かないとな」
「結婚!? 結婚なんてまだ早すぎます。だって…私は昨日浩介さんのことが好きってわかったばかりなんですから」
「でも、俺はずいぶん待ったぞ。それにひまりのこと、たっぷり甘やかしたいし、堂々と守っていたいし。だから…うん、と言ってくれ」
「もう…。浩介さんって意外とせっかちなんですね」
「ひまりにだけだよ。こんなになるのは。本当にコントロールが効かなくなる」
「あの…ずっと一緒にいてくれますか?」
「もちろん! そのための結婚だからな」
「はい…んっ…」
返事の後に言いたかったことはたくさんあったけれど、唇を塞がれて続けることはできなかった。
ここはベッドの上なのにその熱いキスは、まるで誓いのキスのようだった。


