イケメン御曹司は恋に不慣れ

「おはよう。いきなり俺の胸を触ってくるなんて朝から積極的だな」
「ひゃっ。お、おはようございます」
「ひゃっ、ってなんだよ」
「すみません…。こんなこと初めてで驚いてしまっただけ…です」
「そうか、これからはこういうことにも慣れてくれよ」
先に目覚めていた浩介さんがニコニコしていた。

頬と額にチュッ、唇にもチュッと朝からいくつもキスをされ、ギュッと抱きしめられる。
浩介さんが抱擁を解くと両頬に手を当ててしっかりと視線を合わせられる。
恥ずかしくて下を向きたいのに浩介さんが許してくれない。

「これからは俺の女だからな。ずっと側にいろよ。何があっても離れるなよ」
「…はい。こんな私ですが、よろしくお願いします」
照れくさくてたまらないのに、嫌とは絶対に言いたくないと思った。
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