人生は虹色〜兄が僕に残した言葉〜
雨上がり、青く澄んだ空。



無数に散らばる白い雲。



心地良い海風。



眩い陽射し。



空に映し出される七色の虹。



そんな航兄ちゃんが好きだった虹を眺めながら、僕は今日も生きている。



瞼を閉じて、空気いっぱい吸うと、何だか気持ちが和らいでいった。



「ふふ、何してるの?」



琴美姉ちゃんが笑みを浮かべながら、やって来た。



「え?あっ外の空気に触れると何だか気持ちよくって」



「そっか、天気よくなったもんね」



琴美姉ちゃんは空を見上げると、両手いっぱいに手を伸ばし、先程の僕と同様、大きく息を吸っていた。
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