不器用な神野くんの一途な溺愛
「そのエプロン、俺のために用意してくれたとか?」

「え、エプロン……あっ!」

「早く脱がねーと、襲うからな」

「~っき、着替えて、くる!」



急いで会談を上がり、自分の部屋に入る。そうだった……おばあちゃんが用意してくれたエプロン、ピンク色でレースのフリフリがついていてるんだった!



「も~よりによって、どうして、こんな時に……あっ」



私の中で、ようやく繋がる。



「おばあちゃんと神野くん、グルだったんだ……!」



今日神野くんを呼んだのも、きっとおばあちゃんだ。じゃないと、説明がつかないもん。

お母さんから怒られなくて助かったけど、でも……家に神野くんがいるって、それはそれで困るよ……っ!


だって、神野くんを好きだって気づいて、初めて会うんだもん……!
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