ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
「俺たち家族も、雫もいるし。依都に子どもができたら、皆で育ててやる。だから心配すんな」
自信たっぷりに微笑む彼がぼやけていく。私にはこんなに心強い味方がいるのだと思うと、胸がいっぱいになって熱いものが込み上げた。
「……ありがとう。凛くんたちがいてくれてよかった」
瞳に涙を貯めて、ありったけの感謝を伝えた。こんな言葉にしかできないのがもどかしいけれど。
その瞬間、ふっと凛くんの顔から笑みが消え、こちらに手が伸ばされる。くしゃっと髪を撫でた後、冷えた手は頬へと滑り、私の目の端に浮かぶ涙を拭った。
愛しいものにするような手つきに、少しドキッとしてしまう。凛くん、なんだか切なげな顔をしているし、いつもと雰囲気が……。
彼を見つめたまま違和感を感じていると、いきなりヘルメットをがぽっと被さられて「わっ!」と声が出た。
「泣いたらほっぺが凍るぞ。早く帰ろう」
「あはは。……うん」
いつの間にかいつもの凛くんに戻っていて、彼らしい気遣いに笑みがこぼれた。
史悠さんが帰ってきたらすべて打ち明けよう。おおらかな気持ちになれたのを感じながらそう心に決め、バイクに跨る頼もしい彼の腰に腕を回した。
自信たっぷりに微笑む彼がぼやけていく。私にはこんなに心強い味方がいるのだと思うと、胸がいっぱいになって熱いものが込み上げた。
「……ありがとう。凛くんたちがいてくれてよかった」
瞳に涙を貯めて、ありったけの感謝を伝えた。こんな言葉にしかできないのがもどかしいけれど。
その瞬間、ふっと凛くんの顔から笑みが消え、こちらに手が伸ばされる。くしゃっと髪を撫でた後、冷えた手は頬へと滑り、私の目の端に浮かぶ涙を拭った。
愛しいものにするような手つきに、少しドキッとしてしまう。凛くん、なんだか切なげな顔をしているし、いつもと雰囲気が……。
彼を見つめたまま違和感を感じていると、いきなりヘルメットをがぽっと被さられて「わっ!」と声が出た。
「泣いたらほっぺが凍るぞ。早く帰ろう」
「あはは。……うん」
いつの間にかいつもの凛くんに戻っていて、彼らしい気遣いに笑みがこぼれた。
史悠さんが帰ってきたらすべて打ち明けよう。おおらかな気持ちになれたのを感じながらそう心に決め、バイクに跨る頼もしい彼の腰に腕を回した。