ドSな御曹司は今夜も新妻だけを愛したい~子づくりは溺愛のあとで~
自然にそうしていて、ふと遠い記憶が蘇ってきた。はっきりとした映像ではないが、自分も誰かに抱っこされて背中をさすられた感覚があるのだ。
あれは、いつ……?と、物思いに耽りそうになった時、けほっという軽い咳で我に返る。さっきより咳が酷くなくなり、呼吸も整ってきたので胸を撫で下ろす。
「よかった、落ち着いてきたね」
「……ん。ありがと」
私を見上げてお礼を言う楽くんは、改めて見ると女の子みたいな顔立ちでとても可愛い。そりゃあ風柳さんも溺愛するよね、と納得しながら、しばらく背中をさすり続けた。
自分からおしゃべりをするようになってきたので、隣のソファに私も腰を下ろして尋ねてみる。
「ねえ楽くん、どうしてあんなところにひとりでいたの?」
「あのねー、トイレいったらね、わかんなくなっちゃったの」
けろっとして答える彼につい笑ってしまった。
普通に迷子だったのか。ひとりで勝手にどこかへ行ってしまう子どもって、やっぱり怖い存在だなと思う。親の気苦労は絶えないだろうし、親になっているすべての人を本当に尊敬する。
あれは、いつ……?と、物思いに耽りそうになった時、けほっという軽い咳で我に返る。さっきより咳が酷くなくなり、呼吸も整ってきたので胸を撫で下ろす。
「よかった、落ち着いてきたね」
「……ん。ありがと」
私を見上げてお礼を言う楽くんは、改めて見ると女の子みたいな顔立ちでとても可愛い。そりゃあ風柳さんも溺愛するよね、と納得しながら、しばらく背中をさすり続けた。
自分からおしゃべりをするようになってきたので、隣のソファに私も腰を下ろして尋ねてみる。
「ねえ楽くん、どうしてあんなところにひとりでいたの?」
「あのねー、トイレいったらね、わかんなくなっちゃったの」
けろっとして答える彼につい笑ってしまった。
普通に迷子だったのか。ひとりで勝手にどこかへ行ってしまう子どもって、やっぱり怖い存在だなと思う。親の気苦労は絶えないだろうし、親になっているすべての人を本当に尊敬する。