ずるいよ、先生。
「美羽ちゃん、まずは息をゆっくり吸って、ゆっくり吐いてみようっか」






そう言いながら、背中を撫でてあげる。






そうしながら看護師さんに、安定剤とってきて、と指示をする。







「、、、ゲッホッ、、、」






苦しそうな咳が出た瞬間に力が抜けて、口から赤い塊が出てきた。






、、、やっぱり、、、。








「な、、、っ、、、なにこれ、、、⁉」







「大丈夫、大丈夫だから」







そういっても、パニックになりかけてきたので看護師さんに持ってきてもらった安定剤を打った。







しばらくすると、落ち着いてきたので話を聞くことにした。
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