ずるいよ、先生。

診察はご遠慮です 茜side

一方その頃。





―ピピピピッ、ピピピピッ





「あ、鳴った」





そう言って藤木先輩は私の脇から体温計を抜いた。







「⁉⁉40度⁉」







え、、、。







確かに中村先生に寝ていいよ、と言われた時よりなんか体が重くて熱いなーとは思っていたけど、、、。そこまで熱あったとは思わなかった、、、。






「天瀬ちゃん、大丈夫?意識ある?」







「、、、、あります、、、、」







「氷嚢持ってきてあげるからちょっと待ってて。なんかあったらすぐにナースコール押すんだよ?2分ぐらいで帰ってくるから待ってて‼‼」







そう言って藤木先輩がいなくなった。





、、、ダルい、、、。






本当にさっきの解熱剤聞いてるのって疑いたくなるぐらい体が熱くて。
< 61 / 267 >

この作品をシェア

pagetop