ずるいよ、先生。

「山口君も送っていくよ。」






「あ、ありがとうございます。」






どうやらこの中で車通勤は俺だけらしい。天瀬さんと藤木さんは電車通勤、山口君は徒歩で来てるらしい。







なのに3人の中では山口君が家が一番遠いという謎現象、、、、。






「、、、先生ってうちの病院の看護師のことどう思いますか」






「え、何急に、、、。」






車を運転してると謎の問いが来た。






どうやら山口君はずっと片思いしている看護師さんがいるらしい。






その相談は実は1か月前から聞いていた。






この病院の看護師に好きな人がいる、と。






「だから、先生がその人に気があったら嫌だなーって。、、、、、、、すみません、大人げないですよね。」






あいつ年上好きなんですよ、と苦笑いする山口君。






「あー、、、大丈夫。そこは平気。」







というか何となく察していた。