幽霊だった君にもう一度恋をした。

陽翔side


これがきっかけでゆいなと話すようになった。



そして、いつ間にか好きになっていた。

でも、それはゆいなも同じだったと思う。


11月17日

ある日僕にとって嬉しい出来事が起こった。

今日はゆいなの調子がよくて久しぶりに屋上で一緒に絵を書いていた。


「ゆいなこれからも、ずっとこうやって一緒に絵かこうね」


「え!うん!約束だからね!」


とゆいなは涙目になりながら嬉しそうに言った。


「それで、パスタとラーメンとすしとスイーツたべて、一緒に長生きしようね?」


「お、覚えててくれたの、、う、うん!!!絶対に約束だからね!」


とゆいなは泣いて喜んでくれた。


すごく嬉しかった。


結菜のおかげで忘れたくないと思えた。

絶対この2つの約束を守りたいと思った。

でも、ゆいなも僕もどんどん悪化して行って、

結菜は違う病院に行くことになった。


11月20日

「私、違う病院に行くことになったの。ごめんね。でも戻ってくるから安心して。これ、ほんとは当日に渡したかったんだけど、、、誕生日プレゼント!それと、ちゃんとスマホ見返してね!私のこと忘れたら許さないから!じゃあ、またね。」



嫌だって行かないでって心の底から言いたかったけど、、



「そっか。約束守る。絶対忘れない!じ、じゃあね、、」



その後、僕は1人で泣いた。



結菜へのこの気持ちも、声も顔も、優しさも忘れるなんて絶対嫌だった。


なのに、あと2週間くらい経つとほぼゆいなのことを思い出せなくなるらしい。


嫌だ。

絶対嫌だ、、。

忘れたくない、、、


その最後のページには陽翔の涙がたれたような跡があって私も泣いてしまった。
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