幽霊だった君にもう一度恋をした。

それからどんどん陰口、嫌がらせが悪化していって
自己中、わがままとか言われたり机、教科書にも悪口を書かれたりした。

それから、自分の意見を押し付けないようにした。いい彼女になれるように頑張ったのに、、、



ある日の帰り道


「澄麗、今日どこ行く?」


と顔を伏せながら聞いてきた。


「どこでも、いいよ。陽也の行きたいところで」


と私が言うとそこで目が合って、悲しそうな顔をして


「わかった、、」


と言った。
いつもの元気がなくて心配になったけど、なんて言ったいいか分からず無言になってしまった。



ーーーー



「今日、暇?」


「ごめん。今日まつパとバイトだからむりだ、、」




「明日、映画どう?」


「ごめん。明日ネイルだから、、、ほんとごめん、、」




「今日、行ける、、?」


「あ〜、、今日バイトだ、、。ごめん、、、」



ーーーー


無言で歩いていると、


「あ、のさ澄麗、、最近なんで行きたいところとか言わなくなったの、、?」


そんなことを思われてると思っていなくて焦った。


「え、っと今までわがまますぎたかなーって陽也の行きたいところ行きたいし、、、」


「あと、これは俺のわがままなんだけど、、これ以上変わらないで欲しい、、、髪もネイルもメイクもかわいいよ。でも、、俺は、、」


「これは!陽也に似合う彼女になるために頑張ってるんだよ!!私だって大変だよ。お金も時間もかかるし、、でも可愛くなりたいの!!陽也の隣は澄麗が1番だねって言われたいの!!苦労も知らないくせに!!」


その時、今まで溜めていたものが全部溢れ出てしまった。言った瞬間後悔した、、。


「わ、かってる、、、もっと可愛くなろうとしてくれるのは嬉しい、、でも!俺は澄麗が1番だって思ってたよ、ずっと!わがままで、人の気なんて知らないで、、でも自分を貫いてていつも俺の前を歩き続けてた。その 後ろ姿をずっと見守ってくって思ってた。でも、付き合ってから澄麗に無理をさせてる気がして、、澄麗の時間を俺が奪ってるんじゃないかって、、俺と付き合ってなかったら、もっと澄麗は自由なのかな、、とか思い始めてどんどん苦しくなっていった、、。最近、澄麗が笑ったとこ見てないなとか、、俺に合わせて、澄麗の笑顔を奪うくらいなら一緒にいない方がいいんじゃないかって、、思うようになった、、」


陽也はそう言いながら泣いていた。


釣られて私も号泣してしまった。

何も言えないでいると


「ごめん。今日別々で帰ろう。」


と言われ私は何も言わずただ頭を縦に振った。


離れていく姿をぼやけた視界の中で見守った。



< 72 / 92 >

この作品をシェア

pagetop