ファーストキスは先生と



「.........、瀬那くん、確認って?」



この前は、
中途半端になって聞かなかったから。



〝改めて〟って感じで確認すると。



「この前は、久門先生の邪魔が入ったけど、
俺、普通にデートに誘おうと思ってたから」



瀬那くんはそう言ってニコッと笑うと。



昨日のように、私の手を握った。



「............っ、瀬那くん、
一応聞くけど、なんで誘おうと思ったの?」



そう問いかけると。



「何にもしないで、負けんのは悔しいから。
デートしても無理なら、
川島の中では、先生が〝特別〟だろ?」



瀬那くんはそう言って、ニコッと笑ったけど。



その笑顔は、
心なしか少し切なく見えた..................


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