妹に彼氏を寝取られ傷心していた地味女の私がナンパしてきた年下イケメンと一夜を共にしたら、驚く程に甘い溺愛が待っていました【完】
「いいなぁ、お姉ちゃんには百瀬くんみたいな彼氏が居て」
百瀬くんを知れば知る程彼の魅力に惹かれていったらしい有紗は私に視線を向けて羨ましがる。
「そんな事ないよ、俺なんて全然。っていうかキミだって充分可愛いんだし、彼氏くらいいるんでしょ?」
「可愛いとか嬉しいなぁ♡まあ、彼氏は居ても、長続きしないの。私の方が冷めちゃうんだ……相手の気持ちが大き過ぎて……」
「そうなんだ? 愛されるより愛したいタイプって感じなのかな?」
「うーん、そうかも」
有紗の話はどれも聞いていて気持のいいものでは無い。
愛されるより愛したいという以前に、有紗は本気で人を好きになった事が無いのだと思う。
有紗が好きになるのはいつも私が好きになる人で、私から奪うのが生き甲斐みたいな感じなのだから。
言いたい事は山ほどあるけど、それを口にしたところでどうにもならない。だから、私は終始黙ったまま。
すると百瀬くんは、
「ところで、キミ、亜夢の元カレと恋仲になって付き合ってたんでしょ? その人とも別れちゃったの?」
大胆にも、貴将の事を話題に出してきた。
それには有紗も驚いたようで、
「や、やだぁ、お姉ちゃん、そんな話したの? 勘違いしてるみたいだけど、別に私が奪った訳じゃないんだよ? 確かに彼とは付き合ったけど、このところ色々あって、別れるのは時間の問題……って感じだし……」
動揺しているのか、聞かれてもいない事まで勝手に話し始めている。
百瀬くんは私が元カレを寝取られた事を知っているからわざわざ聞く必要は無いはずなのに、何故? と不思議に思っていると、
「そうなんだ? けどまあ、キミがその元カレと付き合ってくれたおかげで俺は亜夢と付き合えた訳だから、俺としては感謝してるよ、ありがとう」
満面の笑みを浮かべながら有紗にお礼を言った百瀬くんに、私はただただ驚くばかり。
彼の言葉に有紗は、
「あはは。なんて言うか、そんな事でお礼を言われるとは思わなかった。百瀬くんって本当にお姉ちゃんが好きなのね」
若干引き攣った笑顔を浮かべていた。
「――っと、ごめん、電話が。ちょっと席外すね」
すると、何とも言えないタイミングで百瀬くんに誰かから電話がかかってきたようで彼が席を外してしまい私と有紗の二人が残され、キッと鋭い目付きで私を見据え、「……良かったね、お姉ちゃんの事を愛してくれる人に出逢えて。彼、本当にお姉ちゃんしか見えてないみたいで」と嫌味ったらしく言ってきたから、「…………ありがとう」と返してみる。
「何? その勝ち誇ったみたいな顔。ムカつく。言っとくけど、私は諦めないよ? 男なんてどんなにいい事言ってても結局は可愛い女に靡くのよ。私に落とせない男なんていない。お姉ちゃんが落とせた男を、私が落とせないはずないもの。だから絶対、百瀬くんだって私が落としてみせるわ!」
私の返しに馬鹿にされたと思ったらしい有紗は更なる宣戦布告をしてきたのだけど、有紗の諦めの悪さには本当に呆れて言葉が出ない。
その自信がどこから来るのかも不思議で仕方無い。
「……貴方はどうしていつも、私が好きになった人に固執するの? そんなに私を困らせたいの?」
「別に、理由なんてないよ? ただ、お姉ちゃんが幸せそうな顔してるのが気に入らないだけ。アンタは地味なくせにいつもいつもハイスペックな男ばっかり寄ってくる。それが気に入らないのよ。あーあ、気分悪い! 今日はもう帰る!」
すっかり機嫌を損ねてしまった有紗は言いたい事だけ言うと、自分の分のお金を置いていく事もせず、荷物だけ持つと早々に店を出て行った。
百瀬くんを知れば知る程彼の魅力に惹かれていったらしい有紗は私に視線を向けて羨ましがる。
「そんな事ないよ、俺なんて全然。っていうかキミだって充分可愛いんだし、彼氏くらいいるんでしょ?」
「可愛いとか嬉しいなぁ♡まあ、彼氏は居ても、長続きしないの。私の方が冷めちゃうんだ……相手の気持ちが大き過ぎて……」
「そうなんだ? 愛されるより愛したいタイプって感じなのかな?」
「うーん、そうかも」
有紗の話はどれも聞いていて気持のいいものでは無い。
愛されるより愛したいという以前に、有紗は本気で人を好きになった事が無いのだと思う。
有紗が好きになるのはいつも私が好きになる人で、私から奪うのが生き甲斐みたいな感じなのだから。
言いたい事は山ほどあるけど、それを口にしたところでどうにもならない。だから、私は終始黙ったまま。
すると百瀬くんは、
「ところで、キミ、亜夢の元カレと恋仲になって付き合ってたんでしょ? その人とも別れちゃったの?」
大胆にも、貴将の事を話題に出してきた。
それには有紗も驚いたようで、
「や、やだぁ、お姉ちゃん、そんな話したの? 勘違いしてるみたいだけど、別に私が奪った訳じゃないんだよ? 確かに彼とは付き合ったけど、このところ色々あって、別れるのは時間の問題……って感じだし……」
動揺しているのか、聞かれてもいない事まで勝手に話し始めている。
百瀬くんは私が元カレを寝取られた事を知っているからわざわざ聞く必要は無いはずなのに、何故? と不思議に思っていると、
「そうなんだ? けどまあ、キミがその元カレと付き合ってくれたおかげで俺は亜夢と付き合えた訳だから、俺としては感謝してるよ、ありがとう」
満面の笑みを浮かべながら有紗にお礼を言った百瀬くんに、私はただただ驚くばかり。
彼の言葉に有紗は、
「あはは。なんて言うか、そんな事でお礼を言われるとは思わなかった。百瀬くんって本当にお姉ちゃんが好きなのね」
若干引き攣った笑顔を浮かべていた。
「――っと、ごめん、電話が。ちょっと席外すね」
すると、何とも言えないタイミングで百瀬くんに誰かから電話がかかってきたようで彼が席を外してしまい私と有紗の二人が残され、キッと鋭い目付きで私を見据え、「……良かったね、お姉ちゃんの事を愛してくれる人に出逢えて。彼、本当にお姉ちゃんしか見えてないみたいで」と嫌味ったらしく言ってきたから、「…………ありがとう」と返してみる。
「何? その勝ち誇ったみたいな顔。ムカつく。言っとくけど、私は諦めないよ? 男なんてどんなにいい事言ってても結局は可愛い女に靡くのよ。私に落とせない男なんていない。お姉ちゃんが落とせた男を、私が落とせないはずないもの。だから絶対、百瀬くんだって私が落としてみせるわ!」
私の返しに馬鹿にされたと思ったらしい有紗は更なる宣戦布告をしてきたのだけど、有紗の諦めの悪さには本当に呆れて言葉が出ない。
その自信がどこから来るのかも不思議で仕方無い。
「……貴方はどうしていつも、私が好きになった人に固執するの? そんなに私を困らせたいの?」
「別に、理由なんてないよ? ただ、お姉ちゃんが幸せそうな顔してるのが気に入らないだけ。アンタは地味なくせにいつもいつもハイスペックな男ばっかり寄ってくる。それが気に入らないのよ。あーあ、気分悪い! 今日はもう帰る!」
すっかり機嫌を損ねてしまった有紗は言いたい事だけ言うと、自分の分のお金を置いていく事もせず、荷物だけ持つと早々に店を出て行った。