ご令嬢ではありません!~身代わりお見合いだったのに、敏腕CEOが執愛に目覚めたようです~
「もちろん、『なに、この女』みたいな目で見られたわよ。でも私が悪びれもせず笑っているから、『読みます?』って言ってくれたの。それで『いいのですか⁉ ヤッター!』って言ってタブレットを貸してもらって漫画を読んだら超面白くって、もうこの人天才だと思って私から連絡先を聞いたの」

 なかなか運命的な出会いだ。それから一気に付き合うことになったのか。

「悠斗君は有紗のそういう天真爛漫で明るいところに惹かれたのだろうね」

「いや、『どうして私と付き合ったの?』って言ったら『顔』って言っていたわよ」

 顔か。なかなか直球。苦笑いするしかない。

「それで有紗はどう思ったの?」

「もちろん、美人に産んでくれてお父さんお母さんありがとうって思ったわ」

 わ~ポジティブ。有紗らしくて清々しい。

「付き合ってと言ったのは有紗から?」

「もちろん、押して、押して、押しまくったわ!」

 有紗と悠斗君も、きっと運命だったのだなと思う。二人に幸あれ。
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