旧財閥家御曹司の愛妻渇望。 〜ご令嬢は、御曹司に甘く口説かれる。〜



「結鈴、今日は疲れているだろうしゆっくりしてほしい」

「ありがとうございます、天浬さん」

「あぁ。何かあれば、メイドでも俺でも呼んで。俺の部屋は隣だし、俺が主にいる書斎は正面にあるから」


 そう言って天浬さんは出て行った。それと入れ違いでお世話をしてくれるメイドさんが入ってきて、お風呂に案内してタオルやパジャマを準備してくれた。


「では、ごゆっくりお休みください。何かありましたら、このベルを鳴らしてください」

「わかりました。ありがとうございます」


 私がお礼を伝えると、メイドさんは出て行った。



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