ポンコツ魔女は王子様に呪い(魔法)をかける
 その度に電撃が走ったかのような快感が巡り、どんどん熱を孕む下半身を誤魔化すように太股を擦り合わせて。

「言わないなら、勝手にするけど」
「や、な……にっ、ひゃぁ!」

 押さえていた手が抜かれその快感の渦から解放されたと思ったのも束の間だった。
 腰を掴まれた私は、そのまま抱えられ向き合うように彼の上に座らされる。

 座らされる……といっても、完全に向き合い膝に座らされたのではなく、腰を掴まれているため不安定な状態で膝立ちも出来ずにいた。
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