ポンコツ魔女は王子様に呪い(魔法)をかける
「メルヴィ、やぁ、それだめ……っ」

 私のナカを彼のが抉り、奥を突く度に溢れる声が止められない。

“気持ちいい”


 浴室で無理やり挿入された時は、溶かした石鹸のお陰でまだマシだったとはいえそれでも痛みが強かったはずなのに。
 初体験からそんなに時間がたっていないにも関わらず、メルヴィが腰を打ち付ける度に私を言い表せない快感が襲った。

 まるで星が瞳の奥で弾けるように散る。
 部屋に響く音がドチュッとどんどん粘り気を纏わせるのは、それだけ私の体が彼を求めてるからなのだろう。

 彼の抽挿に合わせナカを抉られるという快感を私の体が拾い、もっともっとと求めてしまう。
 同じ想いで重ねる行為は堪らなく私を幸せへと導いて。


「すき、メルヴィ……お願い、キスして」
「リリ、リリ……!」

 ぎゅうっと強く抱きしめられ唇を重ねる。
 必死に舌を伸ばすと、彼の舌がそんな私の舌を絡めとるように動いた。
 
 激しく口付けを交わしながら、ぐちゅんと最奥を貫いたメルヴィが幾度となく与えられ続けた快感で降りて来ていた子宮口の入り口をこじ開けるように自身のソレをねじ込んで。


「俺……っ」
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