私は誰にも恋しない
しばらくバスに乗っていると先生が私の肩にもたれかかる。

「…ちょっと先生」

私は少し顔を赤らめる

「…うるさい。バレねーから…俺は昨日遅くまで仕事してたからあまり寝れてないんだ。…お前、最近保健室こないし」

確かに…先生は右端の窓にいるのでみんなにバレてはいないが…バレそうで違う意味でもドキドキする。

「せっ先生が私に雑用頼まないからじゃないですか」

私のその返事に先生は一瞬驚いた顔をした後笑う。
< 42 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop