私は誰にも恋しない
(でも私ももう限界かも…でもゆきちゃんにバレたくないな)

「ごっごめん、私お手洗いに行ってくるね」

私はみんなにえらい事バレないように
平然を装う。

お手洗いを済ませた後も少しえらくて建物の隅でしゃがみ込む。

「おい、鈴木…大丈夫か?」

顔を上げると先生だった。

「だっ大丈夫です」

そう言って私は立つが急に立った事で立ちくらみを起こす。

「おっと…」

先生が私の体を支える。
< 71 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop