その恋は甘くて危険【番外編追加済み】


塩野さんはどうやら中立の立場みたい。


だから、輝悠先輩の洗脳の解き方をあっさり教えたのかな……?


塩野さんに断られた輝悠先輩は私達の方に向き直り、懐から拳銃を取り出した。


拳銃なんて生まれて初めて見た……


辺りにより一層緊迫感が漂う。


「狙うとしたら――やっぱり君だよね」


そう言って拳銃を向けられた先にいるのはどう考えても私。


まるで身体を縫い付けられたみたいに、動くことができなかった。


怖い…… 


それに、凄くショックだった。


「未珠ちゃん……!」


引き金が引かれ、避けることもできずに立ち尽くしていた私を潤さんが庇った。


「うっ……」


「潤さん、大丈夫ですか!?」


拳銃の弾は潤さんの肩を撃った。


肩を押さえ呻いた潤さんが心配になり、しゃがみ込む。


すぐに手当しないと……

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