その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
「どうしたの?未珠ちゃん」
思わず見惚れていた私は輝悠先輩に声をかけられ、我に返った。
何でもないですとそう言う前に……
「あ、もしかして俺に見惚れてた?」
なんて言われてしまった。
どうやら、輝悠先輩には意地悪な一面もあるみたい。
違うと言えないのが悔しい……
「そうですよ。悪いですか?」
敢えて開き直ることにする。
認めると、輝悠先輩の顔がほんのり赤く染まった。
照れた輝悠先輩は可愛い。
「いや、もちろん悪くはないけど……」
歯切れが悪い。
こういう輝悠先輩は見れないから、何だか新鮮……
「……~っ、それより、早く行くよ。未珠ちゃん」
「ふふっ。はい」
それが輝悠先輩の照れ隠しだと分かった。
いつもよりも早くて、足がもつれそうになるけど何とかついていく。