生徒会は私を狙っていた!?
勢いよく頭を下げてお願いする。

やっぱり人に何か頼むときは頭を下げないと失礼だよね…!

これは小さい頃からお父さんにもお母さんにも言われてきたことだ。


なぜか狼狽えたように見える会長さん。

少し視線を彷徨わせると諦めたようにため息を吐く。



冬也「…しょうが無い。今回だけだぞ」



「それって…?」


冬也「だから、今回だけなら出てもいいと言っているんだ…」



珍しく耳を真っ赤にした会長さんが普段より少し大きな声で言う。



秋登「冬也が体育祭に自分から出るなんて…明日は雨、いや台風か…?」



その横では秋登先輩が呆然とした顔で会長さんを見つめてる。

…さすがに秋登先輩ほどのイケメンでもその表情は…っ!



いつも冷静な秋登先輩からは想像できない顔をしている先輩につい、吹き出しそうになる。



ぜ…絶対に笑っちゃだめだ…!

失礼っていうのもあるけど、絶対怒られる…!


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