カエル化姫は愛されたい、偽俺様王子は愛したい~推し活女子と天然一途男子は最強夫婦~
純情もてあそんだら、ファンサがきた
広間を出て、待機室になっている小部屋に通された。
ソファが一対とテーブルがあるきりのシンプルな部屋だ。
「瑠璃也?」と声をかけると、
「まず謝っとく。ごめん、白那。今ムカついてて、色々制御できない」
と言ってきた。
「意味が分からないんだけど」
「で、低刺激療法一旦、中止するから。嫌だったら、平手打ちして」
と言って後頭部を手で支えられて、瑠璃也の顔が近づき、そのままキスされた。
いつものやつだ、と思ったけれど、違和感があった。いつまでたっても、離れない。
角度が変わって、深く入って来られたので、息が続かないのだ。思わず胸を手で押し、離して欲しい、と伝えるけれど、舌が絡まってきて離れない。
つうっと、身体の芯がしびれる感覚があって、驚いた。ぎりぎりまで息が苦しくなったので、平手打ち、の言葉が頭に浮かんだ時に、ようやく離してもらえる。
私は瑠璃也の顔を見上げて真意を問う。なにこれ、と思った。
「その顔、それが誘ってるってやつ?」
と瑠璃也は少し不機嫌に言う。
ソファが一対とテーブルがあるきりのシンプルな部屋だ。
「瑠璃也?」と声をかけると、
「まず謝っとく。ごめん、白那。今ムカついてて、色々制御できない」
と言ってきた。
「意味が分からないんだけど」
「で、低刺激療法一旦、中止するから。嫌だったら、平手打ちして」
と言って後頭部を手で支えられて、瑠璃也の顔が近づき、そのままキスされた。
いつものやつだ、と思ったけれど、違和感があった。いつまでたっても、離れない。
角度が変わって、深く入って来られたので、息が続かないのだ。思わず胸を手で押し、離して欲しい、と伝えるけれど、舌が絡まってきて離れない。
つうっと、身体の芯がしびれる感覚があって、驚いた。ぎりぎりまで息が苦しくなったので、平手打ち、の言葉が頭に浮かんだ時に、ようやく離してもらえる。
私は瑠璃也の顔を見上げて真意を問う。なにこれ、と思った。
「その顔、それが誘ってるってやつ?」
と瑠璃也は少し不機嫌に言う。