カエル化姫は愛されたい、偽俺様王子は愛したい~推し活女子と天然一途男子は最強夫婦~
紫陽瑠璃也とは?
紫陽瑠璃也は最高に好みの顔だけれど、出会い方が最悪だったので、私は私立高校に近づくのをやめた。
帰りも私立高校の前を避けて帰るようにする。
とはいえ、避けていても頭の中にはいつでも、彼の顔が浮かぶ。軽く触れた唇の感触や、甘い香りが頭の中に浮かんできて、慌てて振り払うことも多い。
どうしてキスしたんだろう?
元々距離感近い系で、ラテンノリの人?
威嚇がキス?
そんな風に考え込んでしまうけれど、結局は、「ヤリ目だから」で結論付ける。
初めて付き合った人の印象が根深くて、私は男の人を信用していない。
せっかく好みの顔だったけれど、これでおしまいだな、と思った。
だから、ある日うちの学校の前で瑠璃也を見つけたときは、幻を見たのかと思った。
あの手の偉そうなタイプの人が、私のところへわざわざやって来るとは思わなかったからだ。
瑠璃也は出会いがしらに、
「今度殴って来たお詫びをしろ」と言う。
「そのために連絡先を教えて欲しい」
と言うのだった。
私は急にやって来た彼の姿に驚いたし、偉そうだな、と反発心を覚えたけれど。
いつ見ても好みの顔だし、見ていれば眼福だった。
それに、平手打ちはやりすぎだと思ったので、お詫びのために連絡先を交換することとなる。
帰りも私立高校の前を避けて帰るようにする。
とはいえ、避けていても頭の中にはいつでも、彼の顔が浮かぶ。軽く触れた唇の感触や、甘い香りが頭の中に浮かんできて、慌てて振り払うことも多い。
どうしてキスしたんだろう?
元々距離感近い系で、ラテンノリの人?
威嚇がキス?
そんな風に考え込んでしまうけれど、結局は、「ヤリ目だから」で結論付ける。
初めて付き合った人の印象が根深くて、私は男の人を信用していない。
せっかく好みの顔だったけれど、これでおしまいだな、と思った。
だから、ある日うちの学校の前で瑠璃也を見つけたときは、幻を見たのかと思った。
あの手の偉そうなタイプの人が、私のところへわざわざやって来るとは思わなかったからだ。
瑠璃也は出会いがしらに、
「今度殴って来たお詫びをしろ」と言う。
「そのために連絡先を教えて欲しい」
と言うのだった。
私は急にやって来た彼の姿に驚いたし、偉そうだな、と反発心を覚えたけれど。
いつ見ても好みの顔だし、見ていれば眼福だった。
それに、平手打ちはやりすぎだと思ったので、お詫びのために連絡先を交換することとなる。