カエル化姫は愛されたい、偽俺様王子は愛したい~推し活女子と天然一途男子は最強夫婦~
「えっと、それは。どっちが重いかとかは分からないけど。でも、これに関しては違うから」
「だってどう見ても、これ」
瑠璃也が指で挟んでみている写真に写っているのは、やんちゃな表情が似合う若い男性だ。
上がり眉に、色素の薄い瞳、そして笑いを浮かべた明るい表情。一見、それはよく知っている人のように見える。けれど、それは正しくない。
「その人は、私のパパなんだよ」
私の言葉に瑠璃也が唖然とする。
口がポカンと空いているのだけれど、そんな驚いた顔もカッコいいな、と思った。久しぶりに会ったせいか、どんな表情にもときめいてしまう。
「いや。どうして白那のお父さんが?」
「ママの好みの顔らしいよ。ママにとっての超絶イケメンなんだもん。異議はあるけど、仕方ないよね。だって水樹家の女の人は、最高に好きな顔の人とじゃないと……」
「白那はお父さんが……。そんなバカなこと」
瑠璃也は嘘だと言って欲しい、と言う目でこちらを見てくるけれど、
「受け入れて、パパだよ」
と私が力強く念を押すと、
「うわ、それって結構キツイなぁ」
と瑠璃也は頭を抱える。
瑠璃也が動揺するのは無理もない。
だって、写真に写っているパパは、蒼真にそっくりなのだから。
私もかなり驚いた。
「だってどう見ても、これ」
瑠璃也が指で挟んでみている写真に写っているのは、やんちゃな表情が似合う若い男性だ。
上がり眉に、色素の薄い瞳、そして笑いを浮かべた明るい表情。一見、それはよく知っている人のように見える。けれど、それは正しくない。
「その人は、私のパパなんだよ」
私の言葉に瑠璃也が唖然とする。
口がポカンと空いているのだけれど、そんな驚いた顔もカッコいいな、と思った。久しぶりに会ったせいか、どんな表情にもときめいてしまう。
「いや。どうして白那のお父さんが?」
「ママの好みの顔らしいよ。ママにとっての超絶イケメンなんだもん。異議はあるけど、仕方ないよね。だって水樹家の女の人は、最高に好きな顔の人とじゃないと……」
「白那はお父さんが……。そんなバカなこと」
瑠璃也は嘘だと言って欲しい、と言う目でこちらを見てくるけれど、
「受け入れて、パパだよ」
と私が力強く念を押すと、
「うわ、それって結構キツイなぁ」
と瑠璃也は頭を抱える。
瑠璃也が動揺するのは無理もない。
だって、写真に写っているパパは、蒼真にそっくりなのだから。
私もかなり驚いた。