カエル化姫は愛されたい、偽俺様王子は愛したい~推し活女子と天然一途男子は最強夫婦~
中学生までの俺は、困っている人を見ると、つい手を貸してしまうし、求められればとことんまで答えてしまう人間だった。
学校や塾、クラブ、道端まで、声をかけられれば答えてしまうし、出来るだけ好意的に答えてしまう。
本当の困りごとや、勧誘、ナンパのようなものまで、話しかけられれば答えてしまうし、出来るだけ「善処」してしまうのだった。
押しの弱い性格のせいなのか、相手の押しが強いときには、どこまでも入り込まれて、最後には自分の力では抜けきれなくなることもあった。
「あなたの夢を見たの。きっと瑠璃也くんは私のツインレイで、私を思って会いに来てくれたんだよね」
と言われたり、
「いつもクールなのに、私といるときだけはニコニコしてくれるから、私のことが好きだと思ったの。だから、付き合えるように彼氏と別れてきたよ」
とほとんど初対面の人に言われたり、自分の管理下にない部分でどんどんイメージが増長していったりする。
この辺は序の口で、女の子と少しでも仲良くなれば、知らないうちに付き合っていることになって、何だか分からないうちに、色んな経験を積まされていることも多い。
嫌いじゃないけど、好きじゃない。それでも、求められれば出来るだけ答えるし、答えていけば、相手はもっと勘違いしていく。
勘違いの末に、メンタルがおかしくなる子もいて、どうしていいか分からなくなる。
だから中学生にして、女の子と一緒にいることは、とても大変で怖いものなんだ、と思っていた。
学校や塾、クラブ、道端まで、声をかけられれば答えてしまうし、出来るだけ好意的に答えてしまう。
本当の困りごとや、勧誘、ナンパのようなものまで、話しかけられれば答えてしまうし、出来るだけ「善処」してしまうのだった。
押しの弱い性格のせいなのか、相手の押しが強いときには、どこまでも入り込まれて、最後には自分の力では抜けきれなくなることもあった。
「あなたの夢を見たの。きっと瑠璃也くんは私のツインレイで、私を思って会いに来てくれたんだよね」
と言われたり、
「いつもクールなのに、私といるときだけはニコニコしてくれるから、私のことが好きだと思ったの。だから、付き合えるように彼氏と別れてきたよ」
とほとんど初対面の人に言われたり、自分の管理下にない部分でどんどんイメージが増長していったりする。
この辺は序の口で、女の子と少しでも仲良くなれば、知らないうちに付き合っていることになって、何だか分からないうちに、色んな経験を積まされていることも多い。
嫌いじゃないけど、好きじゃない。それでも、求められれば出来るだけ答えるし、答えていけば、相手はもっと勘違いしていく。
勘違いの末に、メンタルがおかしくなる子もいて、どうしていいか分からなくなる。
だから中学生にして、女の子と一緒にいることは、とても大変で怖いものなんだ、と思っていた。