氷の華とチョコレート
あっ……。
「……」
そうだよね? 彼は営業さんだもの、噂の一つや二つ知らないわけないわ。
「――…氷の華、とかですか?」
嫌がらせされたり、イジメラれてることも知られてたら、嫌だな……。考えただけで、心がどんどんしぼんでいく。
「……」
「……ゴメン」
私の声のトーンに、真間さんは、真顔に戻って謝ってくれた。
「……」
私は、うつむいたまま、頭を横に振る。真間さんが悪い訳じゃないのに……。こんな一言でしぼんで、彼に気を使わせてしまうなんて、最悪だ……。