金髪くんの一途な愛


みくると黒夏のテントを見てまわってると


「あ!みくるちゃん!」

「英二。当番頑張ってる?」

「おー頑張ってる!」


英二さんのいるテントを見つけ、英二さんに挨拶するみくる。

私は侑真くんを避け始めてから英二さんと顔をあわせるのも気まずくて、

少し離れていようと背を向けた。


隣のテントが綿菓子のお店で、


「すいません、これ1つください」


綿菓子を買って会計をしていると


「あ、佐々木くん…えー!?
どうしたの!?えっ、いつから!?」


みくるの驚く声が聞こえて。

振り返りたくなったけど…

そこに侑真くんがいるんだと思ったら…目があってしまったらと思うと振り返れなくて、受け取った綿菓子を夢中になって食べた。


……あま。


一人で食べきれるかなって思いつつ、

まだ顔を合わせる勇気がない私は侑真くんたちから離れたくて、

人混みに紛れて、一人で他のテントを見てまわった。


< 188 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop