金髪くんの一途な愛


春白のテントは飲食のものが多いけど、黒夏は娯楽のようなものが多い。輪投げとか、ストラックアウトとか。

黒夏はたくさん遊べるなーと、いろいろ見てまわってたら。


「あ、鈴原さん」

「あ…」

「なんか久しぶりだね」


私に気付いてニコリと笑うのは、

いろんな食べ物を抱えている、久留米さん。


「……久しぶり。
えっと…どうしたの、その量…」


久留米さんは意外に大食いなのか?と首を傾げると


「侑真くん探して黒夏来たら、
いろんなテントからサービスサービスって押し付けられて。
侑真くんと分けるのにちょうどいいかなって思って全部もらってきたの」


久留米さんがかわいいからたくさんサービスされたんだろう。

悪気があるのかないのかわからないけど、そう自慢げに話された。


……そっか。

久留米さんと侑真くん…関係は良好…だよね。


私の入る隙とか、どこにもないかも…。


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