美魔男の完璧な仕事に心が溺れる
沙羅は部屋に入ると、ベッドへ倒れ込んだ。
翔への溢れる想いで頭が可笑しくなりそうだった。ちゃんと息をすることさえできない。
沙羅は沙羅のボディガードとして全ての仕事を終えた翔に、告白をすると決めていた。それはウィルが提案してくれた。はっきり白黒をつけて帰国しなきゃダメだよって。
沙羅は翔との契約を終えるその日まで、翔に迷惑はかけないと決めた。翔の仕事の邪魔だけはしたくない。今はその想いだけで乗り切るしかなかった。
ベッドに寝転んでいると、睡魔が襲ってくる。しばらく眠りたい。翔への高ぶる気持ちを静めたかった。
すると、沙羅の右手に握っていたスマホが何かを着信した。沙羅はスマホを握ったまま眠っていたため、その振動ですぐに目が覚めた。
時計を見ると、ベッドに寝転んでから30分ほど経っている。スマホは龍也からのメッセージを受信していた。沙羅は慌てて飛び起きる。