恐怖の開幕〜戦慄の肝試し〜

17.恐怖の理科室

カイトは縄で首を吊られていて、リョウは金具で体を捻られていて、ユウトは理科室の隅っこにうずくまって何かをブツブツ呟いていた。

「…ね、ねぇモエリ、これどういうこと…?」
「ん?全部ぅ私がやったんだよぉ?リョウからぁミユゆんもぉ聞いたでしょぉ?だからお仕置き中なのぉ!」

笑顔でそう言ってくる。
私はまた

”逃げなきゃ”

と思ったけど、体が言う事を聞かなかった。

「ミユゆん〜!逃げちゃダメだよぉ?最初約束したよねぇ?『怖くなって逃げない』って!」

ギギギ…グシュッ

嫌な音がした。

恐る恐る見てみると、上半身と下半身が真っ二つになったリョウが血まみれで倒れていた。

「次はぁ、ユウトだねぇ♪」
「ひっ、嫌だ!来るな!やめっ」
グサッ

またもや嫌な音がした。

もうヤダ。

逃げ出してしまいたいよ…。

ユウトの血しぶきがモエリに飛んで、付いている。

…次は私か。モエリに殺されるのは嫌だな…。

もっと生きて中学校行ってみたかったな。

「ミユゆん?どうしたのぉ?」

やだ、私に近づかないで。

「ミユゆん?怖いのぉ?大丈夫だよぉ。すぐに逝かせてあげるからねぇ。」

いやだ、やめて、いやd…
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