私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


そうしている間に生徒は全員帰っていた


職員室に戻るとほとんどの教員がいた




お昼にはお弁当を取り、みんなでそれを食べる


俺達は軽く挨拶もした



そして午後には通常通りの仕事へ戻った


















夕方

仕事をしているとスマホが鳴った

「もしもし?」

「あ、雄斗
 まだ仕事中?」

「んー、もう少しやろうと思ってた
 香音は今どこ?
 帰って来れる?」

「今駅に着いたところ
 仕事終わってからでいいから迎えに来てもらえないかな……?」

「え、今すぐ行く
 待ってて」

「仕事終わってからで良いよ
 カフェとか入って待ってるから」

「たった今終わりました!
 今すぐ行きます!!」

香音の有無を聞かずに電話を切った



「帰ります!
 お疲れ様でした!!」

そう言い残し、職員室を出た



































駅に着くとすぐに香音を見つけた

「香音〜!!」

そして抱きしめた

「ちょっ………雄斗…………恥ずかしい…………」

「会いたかった」

「たったの2日じゃん」

「香音のいない2日は長い
 香音も早く会いたくて俺を呼んだんじゃないの?」

「まぁ……会いたかったのは否定しないけど
 雄斗を呼んだのは行きたいところがあったから」

「行きたいところ?」

「道案内するから運転してもらえる?」

「いいよ
 お前が行きたいところ連れて行くから」

「ありがとう」


そして再び車に乗った








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