こんなLOVEありかも★
結局父と母と私の三人で買い物に行く事になった。



そして私は気付いた。



ここに桃花がいないのは寂しい。



私が初めて妹を愛しいと思った瞬間だった。



私は父と腕を絡めながら歩いた。



「父さんごめんね。私今まで素直になれなくて、


私の父さんは父さんだけだからね。」



父が私を見て、『そんなの当たり前だろう。


俺は娘二人に囲まれて幸せだよ。


桃も早く帰ってくるといいのになぁ。』



父さんごめん。



桃花に私酷い事しちゃったの。



でも今度はちゃんと謝るから。



そして桃花に家に帰るように頼んでみる。



もしかしたらもう、桃花は許してくれないかも知れない。



たけど頑張ってみるからね。



「父さん私桃花迎えに行ってくるよ。」



父の顔が明るくなった。







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