幼なじみが犬になったら、モテ期がきたので抵抗します!
●煙にまく
顧問の指示を仰いでから、大部屋に荷物を置きに行ったら、ちょうどジャージのポケットが振動した。
取り出してみると幸太郎からのメッセージだった。
『昼休みに、正面の噴水のとこ来てくれ』
話って何だろう、改まって変なの。
そう思いながらも、お昼食べたら噴水前ね、と頭に予定を刻んでおくことにして、
『分かった、またあとで』
と短い返事を返した。
そして、部のメンバーとお昼を食べた後、様子を見て食堂を抜け出した。
合宿も二年目なので、だいたいの場所は把握している。
食堂のある本館を出てすぐのところに大きな噴水があったのを思い出しながら、向かった。
食堂から出てすぐの廊下で、思いがけず戸田さんとはちあわせた。
「あ、戸田さん」
「本田さん、ひょっとして横堀君と約束してる?」
「え?何で知ってるの?」
「ふふふ、さっき横堀君に会ったから。なんとなくね」
その一言ですっかり煙にまかれてしまう。
「そうなんだ」
松代君への邪魔する宣言といい、幸太郎とのつながりのほのめかしといい、戸田さんの意図は良く分からない。
取り出してみると幸太郎からのメッセージだった。
『昼休みに、正面の噴水のとこ来てくれ』
話って何だろう、改まって変なの。
そう思いながらも、お昼食べたら噴水前ね、と頭に予定を刻んでおくことにして、
『分かった、またあとで』
と短い返事を返した。
そして、部のメンバーとお昼を食べた後、様子を見て食堂を抜け出した。
合宿も二年目なので、だいたいの場所は把握している。
食堂のある本館を出てすぐのところに大きな噴水があったのを思い出しながら、向かった。
食堂から出てすぐの廊下で、思いがけず戸田さんとはちあわせた。
「あ、戸田さん」
「本田さん、ひょっとして横堀君と約束してる?」
「え?何で知ってるの?」
「ふふふ、さっき横堀君に会ったから。なんとなくね」
その一言ですっかり煙にまかれてしまう。
「そうなんだ」
松代君への邪魔する宣言といい、幸太郎とのつながりのほのめかしといい、戸田さんの意図は良く分からない。