生贄教室
「ちょっと、待って。どうして?」
慌てて腕を掴んで引き止めた。

まだ、あみだくじもなにもしていない。
「だって、昂輝が守りたいのは美麗でしょ?」

「だからって、どうして!?」
確かに昂輝は美麗を守りたくて自分が犠牲になったかもしれない。

だけどそれは1時間前のことだ。
理沙は美麗の手をゆっくりと離した。

「もうひとつあるの。私の本性」
「え?」
首をかしげる美麗に理沙はポツポツと話しだした。
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