エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
 自分だけ夢中になっていた事実を突きつけられて、全身の火照りが増す。

 恥ずかしすぎて涙が込み上げたらしく、北斗の楽しそうな顔がじわりと滲んだ。

「や、だ」

 北斗の手が下に滑り、太ももを撫でる。

 身体がまったく思い通りにならず、彼の手の動きに合わせてぞくぞく震えた。

「もう……やめて……」

「この先もしてほしいなら、自分で言え」

 やめてほしいと言っているのに、真逆のおねだりを要求される。

 私の心なんてとっくに見透かされていた。

 さらに誘惑するためか、北斗は器用に唇で私の胸もとにあるボタンを外す。

「俺に抱かれたいんだろう? そういう顔をしている」

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