柚菜〜初恋編〜
帰りのバスの中


一番後ろの座席に、雄太と柚菜と夏美は座っていた。


夏美は、柚菜と雄太を見て、真剣な顔をする


柚菜「どうしたの?」


雄太「怖いから!なんだよ」


夏美は大きく深呼吸して、話し始める


夏美「あのね、二人とも知ってるでしょ?私が雅樹を好きな事!」


二人は頷く


夏美「でね!私、雅樹と付き合いたいわけ!だから協力してほしい!」


雄太「いやいやいやいや。待てよ。協力ってなんだよ?」


夏美「雄太も柚菜も仲良いじゃん雅樹と。」


柚菜「まぁ‥」


夏美「だから、一生のお願い!とりあえず一緒にカラオケに行って、買い物行くとかで、二人にしてくれたらいいから!」


雄太は少し困った顔をして、柚菜の方を見た。


雄太「どうするよ?」


柚菜「どうしたらいいんだろう‥」


夏美「お願い!!」



柚菜「まあ‥カラオケくらいならいいんじゃない?」


雄太「まあ‥」



夏美「よし!決まりました!じゃあ、今週の日曜日10時に、カラオケハウス前で待ち合わせね!」



そう言うと夏美は、嬉しそうに笑って、前の席の鈴木と山田に話しかけに行った。


雄太「大丈夫か?」


柚菜「なにが?」


雄太「いや‥もしもダメだったらさ‥」


柚菜「でも、もしも無理でも、何もしないよりはマシなんじゃないかな。行動するだけすごいと思うよ」



雄太「まあそうかもな。」



窓から見える海は、夕日で水面がキラキラして見えた
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