「みんなで幸せになると良いよ。」

3.夫婦と子供

繁華街の食事処の4人席。

予想外に小さな子供と若い女性が同じテーブルについている。


『本当にすいません。お邪魔してしまって。本当にすいません。』


『謝りすぎ。歳も大差ないんだしタメ語でいいやん。あたしは柊 真衣(ひいらぎ まい)』


「あっ、はい。あっ、うん。真衣さん…。私は 早瀬 佐紀です。」


僕は啓くんの両手を握って踊らせている。操り人形みたいで面白い。


『野田さんとはどういう関係なんやろ?聞いていいなら教えてほしい。』


『野田とは…夫婦…みたいなものです。』


「はっ?」と会話に参加してなかった僕が発してしまった。可愛い操り人形を持ってテーブルについた。


『…夫婦って。もしかして…。』


ヒイラギはびっくりしすぎて
瞬きが多くなり口が半開きになっている。
僕の膝の上で無邪気に動く子供に視線が集まる。


『はい、啓一は野田と私の子供です。』
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