「みんなで幸せになると良いよ。」
その怒声は白衣の天使から笑顔を奪い、動揺を与えた。

「えっ、だから、中絶の処置がキレイにできたから次子供さんがう…」


『中絶…?』


涙は目尻からベッドに向かい流れ落ちて、

私は不本意で「犯罪者」になった。

希望と未来を刈り取った相川家。



私の名は 相川 佐紀。
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