「みんなで幸せになると良いよ。」
僕は涙も拭わず顔を地面に向ける。

搾り出した声は頼りなく、小刻みに震えた。




「アホ…。アホとちゃうん…ヒイラギ…。」





もう一枚手紙が入っている。
< 225 / 266 >

この作品をシェア

pagetop